自分の”理想の家”を知る大切さ
今回は余談になるのですが、私が家づくりの際に役立てた
住宅診断テスト についてご紹介します。
完成見学会に出掛けていた私たち夫婦でしたが
実際感じたことは、確かによそのお宅を見て壁紙や水回りなどの実際の質感や設置した時のサイズ感についてはわかりました。
ただ、じゃあそれが自分たちの理想かどうかまではわかりませんでしたし
あれも欲しい、これも欲しいという欲求ばかり募る結果になったような気がします。
※イメージはわが家の実際の間取りをアプリで再現したものです。
アプリの詳細は前記事で紹介していますのでご覧ください。
住宅診断テストを受けた結果、私の理想とする家は”オープンで家族がいつでも集まれる家”という風に出ました。
具体的な構想はなかったものの、自分の中になんとなくあった理想の形を
言葉として具体的に示してくれたのが、この住宅診断テストでした。
ただ、その時点での私は『ふーん…そっか。』程度にしか結果を受け止めておらず
下の娘の出産や子育てに追われながら、ハウスメーカーと連日打ち合わせしていたからか、しっかりと要望を伝えられずじまいになっていました。
今思えば、診断結果を参考にしていれば間取りはもちろん
内装の具体的な提案もできたのかな、と感じています。
もう後の祭りでしょうが、目先の数年間の生活だけを考えて作った間取りは
新築間もなくして家族構成や、子供の年齢が上がるにつれて不便に感じることが多いです。
まだ間取りについて迷いがあったり、理想の家がどんなものかわからないという方は
を参考にしてみてください。
ぼんやりでも自分の目指すところや、パートナーやその他の同居家族の目指す家の方向性が見えてくるかもしれません。
トイレの音がリビング・ダイニングに聞こえて食欲が失せた話
前回の記事
で紹介した内容で、リビングに隣接した和室を作らなかったことの失敗について書きました。
しかし、わが家の失敗はリビングの和室のみで終わったわけではありません(笑)
間取り決定の際にハウスメーカーの営業にも提示した
住宅診断テスト 、この結果を、もっと営業マンにしっかりと考えてもらって
プラン出しをしてもらうべきでした。。。。
診断の結果で、私が理想とする家は
家族が集まれる静かな環境の家
だったのですが、間取り決定時点で素人の私では気づきもしない盲点がありました。
その盲点というのがトイレ
『え?そんなこと?』と思われた方も多いかと思いますが
無駄な壁を全て取り除いて、”とにかく開放的な空間”を意識し過ぎた結果
わが家の間取りはこんな風になりました。
こう見るとかなり普通なんですが…。
少し引いてみるとこうなります。
※実際の画像は散らかり過ぎていることからイメージ画像として
間取りアプリのHome Design 3Dを利用して作成した画像を使っています。
そうです。
わが家のトイレは、リビングとダイニングとの仕切りがないんです。
そのため、誰かがトイレに入ると
トイレの音や臭いがだだ漏れ状態に…(-_-;)
完全に食欲がなくなる失敗談でした。
間取りを決定する際に
を利用して、静かな環境を好むという結果まで出ていたにも関わらず、
まさかの失敗でした。
皆さんも、せっかくの家づくりで後悔しないために、きちんと自分たち家族が「何を望んでいるのか?」を診断テストで可視化して、本当に要望に沿ったプランになっているかを営業マンととことん話し合ったほうがいいと思います。
逆に言うと、診断テストの結果をあまり真剣に捉えてくれない営業マンは気をつけたほうがいいと思います。
あと何十年かして、リフォームが必要になった時は
今回の失敗を生かすためにも、診断結果はプリントアウトして教訓として持っています。
マイホームの後悔、ここに始まる
はじめまして。
関西在住の30代主婦です。
結婚5年目、夫と7歳の息子、1歳になる娘との4人暮らしで
昨年念願だった夢のマイホームを手に入れました。
マイホームは結婚する前からの夢で
夫と二人で書店に通ってはオシャレなインテリア雑誌を見たり
ハウスメーカーの完成見学会に行ってはマイホームへの夢を膨らませる毎日でした。
そして、結婚して3年が過ぎた頃、2人目を妊娠したのをきっかけに
夫から
『そろそろ住宅ローンの相談行こうか?』
と、唐突に言われました。
まだまだハウスメーカーの選定も、はっきりとしたマイホーム計画も進んでいない時点での話でしたが、嬉しさのあまり浮かれてしまった私は夫の言葉に胸躍らせ
先に新築していた姉夫婦にすすめられていた住宅診断テスト : Usersで簡易診断をして
次の夫の休日に、夫が気にかけていたハウスメーカーに住宅ローンについて相談に行きました。
ちなみに、この時点ではまだハウスメーカーを決定はしていない…つもりでした。
ここでしっかりと自分の意思や、夫の意思を確認しておくべきだったのかもしれません。
吹き抜けがあって、アイルランドキッチンで子供たちの顔を見ながらお料理して、休日には趣味のパン作り…なんて理想を掲げていたのが昨日のことのように思い出されます。
私のマイホームへの後悔はこの日から始まったのです。
家族のため?自分のため?広すぎるリビングの罠
夫に連れられて、夫が良しとするハウスメーカーに意気揚々と出掛けた私は
ハウスメーカーに到着後すぐに異変に気づきました。
展示場の入り口付近で待つ、営業マンらしき男性が
待ってましたと言わんばかりの笑顔で私たちを出迎えると、夫もその出迎えにこたえるように満面の笑みで助手席の私を見て言いました。
『いやぁ、話を聞けば聞くほど本当に良い営業さんでさ。今日は本決定前の最終段階と思ってきてるから、要望あるなら伝えときなよ?』
『え?決まったってどういうこと?』
突然の話すぎて意味がわからないと慌てる私に
さも当たり前かのように
『そんなの、家のことに決まってるでしょ!
もう何年も前から君の希望は聞いてきてるから間取りやインテリアの趣味だってわかてるつもりだし、なにより君を驚かせようと思って営業さんと計画してきたのに…。』
私の反応が予想外だったようで
若干不機嫌そうに目をそらす夫の言葉に、私は愕然としました。
夫婦共通のライフイベントの中でも、子供が出来るのと同じくらい大きな決め事であるにも関わらず、『喜んでくれるはず』という見当違いな考えで
今後一生住むことになる住居について勝手に決めるなんてことあるんでしょうか…。
そもそも、信頼できる良い営業さんと言うなら、なおさらこんな事を奥さん抜きで決めるお客さんに疑問は持たないのか?
というハウスメーカーへの不信感さえ覚えました。(勝手な逆恨みかもしれませんが…)
展示場に入ってからのことはよく覚えていませんが
既に決定された間取りの図面や、水回りの仕様について説明を受けたのは鮮明に覚えています。
担当の営業から提示されたのは、『広くて家族の様子がわかるLDK』という意味では
私の要望は叶っていたのかもしれません。
ただ、リビングの隣に子供のお昼寝スペースとして設けてほしかった和室がありません。
そのことについて営業と夫に聞くと
『下手に間切るよりも、すっきりと広々としたリビングが人気ですから。』
の一点張り。
『でも…。』とさらに続けようとする私の言葉を夫が遮り
『予算的にも、無駄な和室を作るよりこちらの方が家族の時間を大事に出来るし、昼寝用の部屋なんていらないでしょ。』
と言われてしまいました。
決裁権が夫にあるという事から。マイホームを持てるだけ幸せと自分に言い聞かせ
20畳もある予算削減のためとI字になったLDKの図面を見ながら、早々に住宅ローンの話を始める2人の話を、他人事のように聞いていました。
そして、新築から1年たった今
『また〇〇(子供に名前)が、リビングで寝てるよ。部屋にあがるように言わないと!』
日曜の昼過ぎに、苛立ちを隠せないように私に言い放つ夫。
だから和室が必要って言ったじゃん…。
広すぎて寸胴なリビングは、インテリアのアレンジにも制限があり
子供がおもちゃを広げたり、昼寝をする機会が多いわが家では
綺麗好きな夫が家にいる休日には子供が室内で遊ぶにも、昼寝をするにも2階の子供部屋にあがる必要があります。
せっかくリビングを広くしても
結局2階に子供を上がらせていたんでは、何のために広くしたのかも分かりません。
後悔先に立たずとはこのことですね。